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【お知らせ】アイカムス・ラボ 培養液自動交換装置で宇宙実験

2021.09.21

精密機器の開発製造を手掛けるアイカムス・ラボ(盛岡市、片野圭二社長)は、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」で予定される細胞培養実験装置の開発を進めている。将来の移植医療に関する実験で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の研究を支えてきた同社独自の技術が評価された。既存装置を無重力対応に改良中。岩手発の技術が、宇宙での研究に役立てられる。
実験は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と東京大、横浜市立大が計画している。無重力の環境を利用して細胞を3次元的に培養し、立体的な臓器を創出する基盤技術開発が目的。さまざまな組織や臓器になれるiPS細胞を用いる予定で、実験で得た技術は将来の移植医療につなげる。打ち上げ時期は未定。(岩手日報9月21日、1面記事より)

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