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【お知らせ】東光舎「医療機器等製品開発支援事業」(岩手県)に交付決定
2021.09.02
この度、東光舎が福島工業高等専門学校との共同研究で 「医療機器等製品開発支援事業」(岩手県)の交付決定を受けましたのでお知らせします。
(1) 事業計画名 医療向け力センシングはさみ試作版の開発
(2) 事業の主たる実施場所 東光舎岩手工場および福島工業高等専門学校
(3) 事業実施期間 2021年 8月上旬 ~ 2022年 2月 28日
< 事業の概要>
本取り組みでは,医療現場で用いる「力センシング」が可能なはさみの実用化を最終目標としており,今回の事業申請にあたり,力センシングはさみを作るための技術開発と力センシングはさみの試作品を作製することを目標とする.
この力センシングとは,はさみで対象物を切断する際,切断対象物の硬度の情報をはさみの持ち手の指先で感覚的に得られる技術である.この技術の応用先として,血管や臓器を切断する際の対象物の状態確認が期待される.特に,神経線維等の手術において,がん細胞が存在すると通常細胞と硬さが異なるため,はさみの切断時の感覚で病巣を発見することが予想される.
そこで, 福島高専の技術シーズと東光舎が有する「はさみのかみ合わせ技術」を組み合わせ,はさみの刃に曲げとねじりを加え,切れ味と摩擦低減を両立させた評価用はさみを試作すると共に,「力センシングはさみ」の実用化を目指すことを目的とする.